仕事仲間から「ヨーグルト、簡単に自分で作れるよ!」と教わり、試してみたらあまりにも美味しく作れてドはまりしました。笑
ヨーグルトが大好きで、毎朝欠かさず食べるのだけど、通常、500mlのヨーグルト(ブルガリア・ビヒダス・恵・・等)は180円~200円ほど。フジッコのカスピ海ヨーグルトは美味しいのだけど、280円ほどと、ちょい高め。
毎日たっぷり食べたいなら、やっぱり自分で作る(増やす)のが「コスパ最強」ということで自家製培養GO!
カスピ海ヨーグルトを種菌から作ってみた
最初は多くの人がネットで”一番簡単” ”失敗しない”と言っている「ヨーグルトの願い」の種菌を購入して、作ってみたのだけど、は私にはうまく作れず・・。
失敗しました!(笑)
16時間たっても、シャバシャバで固まらず・・笑
容器の殺菌状態が悪かったのか?温度が適正ではなかったのか?あれこれ考えても、初めてのことなので、よくわからず・・
ということで、次に、本家「フジッコ」のカスピ海ヨーグルトの種菌を購入して作ってみたら、見事に美味しくできました!
「うん!やっぱこれだ!」という感じ。笑
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カスピ海ヨーグルトの種菌はクレモリス菌、アセトバクター菌を使っています。
カスピ海ヨーグルト~種菌からの失敗しない作り方
1)牛乳1Lパックを、未開封のままレンチン(レンジ・弱で途中向きを変えながら2分~3分)して27℃に温める。
※牛乳パックを手で触って、「まだ冷たいか?」ぐらいが27℃ぐらいです。パックを持って「暖かい」と感じたら、体温(36度)より高いので、冷まします。(27℃以上だと、固まらない)
2)温めた牛乳1Lパックに種菌1包をよく混ぜ、パックのふたをしっかり閉じる
※最初、別容器に移し替えてティッシュをかぶせてましたが、ティッシュだと雑菌が入る可能性が高いらしいっす!
牛乳パックのまま、種菌を入れてパックのふたを閉じ、クリップで止めておくのがベスト。
3)27℃・12時間~16時間ほど放置するだけで、あのトロッとろ~のカスピ海ヨーグルトが出来上がります。
4)一度できてしまえば、出来立てのヨーグルトを牛乳に種継ぎして、次々と培養できるので、無限ループで自家製カスピ海ヨーグルトを作り続けることができちゃいます。
いや・・面白すぎるww
牛乳1L(250円)で、ずっとカスピ海ヨーグルトが増やし続けられる。しかも、超美味しい。これは、スゴイw
種継ぎで増やしていく過程で、「ヨーグルトを牛乳にまぜ、常温で8時間~12時間放置してヨーグルト菌を発酵させる」という工程が入ります。
ここで、万が一雑菌が入ると美味しく作れない(というか、乳製品を常温で12時間置くので、雑菌が入った場合、ヨーグルト菌が雑菌に負けて、食中毒の危険度が増すわけです。)
なので、「最大でも2~3か月に1度は、また1から作り直すのが良い」とメーカーサイトでは推奨しています。
でさ・・コスパ最強な方法がこれよ。笑
じゃーん!カスピ海ヨーグルト(280円)を種継ぎして増やす方法!
パッケージには、「本品を種継ぎとして使用されますとうまくできない可能性があり、おすすめできません。」と赤い文字で書かれているけど・・
そんなん、理屈あわんやん!
と思って、これを種菌に使ってみたら、なんと、全く失敗しないっす。
全戦全勝!勝率100% 笑
めちゃ美味しいカスピ海ヨーグルトがいくらでも作れます。
まぁ、「種菌セット」が800円ぐらいで売られているのだから、この280円のヨーグルトから簡単に作られてしまったら、メーカーさんとしては、「儲からない」ということかもしれません。
いずれにせよ、普通にスーパーで売られている「フジッコのカスピ海ヨーグルト」から種継ぎして失敗なく無限ループ中なので、コスパは最強です。
この方法、詳しく書いておきます。(フジッコさん、ゴメンナサイ)
無限ループ中:コスパ最高かよ?!カスピ海ヨーグルト作り方(種継ぎ)
用意するもの
1)密閉・煮沸消毒できる容器(私は100均で1Lの容器を買いました)
※プラ製は傷が付き、雑菌が入るもとになるので、ガラス製が良き。
2)煮沸消毒できるレードルor柄の長いサーバースプーン
※これも、衛生面を考えるとステンレス製が傷が入らず良きです。
手順
この手順で作り始めてからは、失敗しなくなりました!
1)容器、レードル(スプーン)を煮沸消毒します。
煮沸したら、しっかりしたトングで引き上げてください。
煮沸用の大鍋が無ければ、容器に熱湯を1/3入れて、しっかりふたをして、軍手をはめてシャカシャカ振ればOK。
レードルもヤカンのお湯をまんべんなく流しかければ、殺菌完了です。
耐熱ガラスと書かれていないガラス容器は基本、ソーダガラスです。
ソーダガラス製の容器は、急激な温度変化を与えると割れます。
なので
①煮沸前に、一度60℃くらいのお湯で、温めておくこと。
②煮沸後は、手で触れる温度まで冷ましてから牛乳を入れること。
急激な温度変化を与えなければ、ソーダガラスでも割れません。
あと、やけどに注意ね!
2)湯切りします。(容器の中に多少の水滴が残っていても大丈夫ですよー。)
※容器の中に指を入れない!
※容器の中をふきんやペーパータオルで拭かない!
殺菌した意味がなくなるので、容器を逆さにして、湯切りしたらOKです。水滴が残っていても、大丈夫です。
3)牛乳をパックのまま開封せず、レンジ弱で2~3分温めます。
2分温めたら、シャカシャカ振って牛乳をまぜ、パックの向きを変えて残り1分。
レンジ「弱」のワット数にもよるので、加減見て調整してください。
※レンジ強だと、うまくいかないです。弱であせらず時間をかけて!
4)温まった牛乳を2つの容器に500mlずつ分け入れます。
容器が熱いので、ヨーグルトを先に入れると菌が熱でやられます。牛乳から先に入れるのがポイント♪
容器が熱いので・・・と言っても、手で触れるぐらいの温度(40℃以下)までは、容器を冷ましてから牛乳を入れてください。
熱々のまま、牛乳を入れると容器が割れます。(熱々の状態で、いきなり牛乳を入れたら、割れてしまったのよ!やっちまいました。。泣)
5)それぞれにカスピ海ヨーグルトを50g~70gずつ入れます。
牛乳の量に対してヨーグルト10%~15%を混ぜ込むのがベスト。ヨーグルトの量がこれより増えると、固まらず失敗します。入れすぎ注意!
※牛乳パックのまま作る方法が、容器の煮沸もいらず、楽で衛生的だけれど、牛乳1Lにヨーグルト100g足すと・・牛乳パックあふれるのよ。
多すぎて混ぜられない、ふたが閉じられない・・笑
なので、牛乳パックで作るなら、最初に牛乳を100ccだけ抜いて、ヨーグルト100gを入れるか、煮沸した別容器に500mlずつに分けて、それぞれにヨーグルトを50gずつ加えるか・・になるわけです。
私の場合、コーヒーはブラックでしか飲まないので、牛乳を100cc余らせてもなぁ・・
ということで、1Lの容器、2つに分ける方法にしました。
※発酵するときに密閉してOKなのだけど、容器の上部に隙間(空間)がないと、うまく発酵しません。ヒタヒタまで入れてはダメなんですね・・
なので、1L容器・・という大き目のものを2つ使ってます。
6)よーーーく混ぜ混ぜ混ぜ・・して、密閉します。
7)あとは8時間~12時間、常温で放置
煮沸した鍋の近くに置いておくと、27℃前後でええ感じに発酵していきます。(冬場などはタオルで巻いておくと良いかも)
容器の内側、上に空いたすき間が、湯気で曇ったような状態になってきたら、発酵が進んでいる証拠です^^
8)固まったら、すぐに冷蔵庫へ入れて冷やし、保管します
一度、冷えたら、食べ始める前に次に作る分を、種継ぎ用としてとっておきます。
出来立てを100g~120gほど煮沸消毒した容器に入れ、密閉して冷蔵庫に入れておきましょう!
※種継ぎ用は冷蔵庫で保管可能です(3日間ほど)。
※次のヨーグルトを作るまでに日が空く場合は、種継ぎヨーグルトは冷凍しておけばOK。
※冷凍した種は、レンジ解凍はNG!冷蔵庫でゆっくり解凍し、完全に溶けてから、上記の手順5に戻ればOKです。(水分が出て分離しますが、よく混ぜ混ぜすれば大丈夫!)
手順7)で固めている最中は、ヨーグルトをゆすらないように。丁寧に扱ってください。
途中で、ゆすったり、混ぜたりすると固まりません。(オラついてはダメです。笑)
固まったかどうかを見るには、ゆっくり容器を傾けてみて!
まとめ
簡単に作れて、しかもめちゃ美味しい!コスパも最強!
カスピ海ヨーグルトの、種継ぎ無限ループ作戦でした。
たっぷり食べられて、お腹の調子もGood!
ヨーグルト好きな人は、試してみて!
ちなみに牛乳は「牛乳」を使ってください。「成分無調整の牛乳」が一番失敗がないです。
・低脂肪牛乳
・低温殺菌牛乳
・豆乳
・濃厚なんちゃら・・
の種別が「牛乳」ではないものは、一度目は、ヨーグルトになりますが、二世代目への種継ぎできないので、ずっとループさせたい場合は「成分無調整の牛乳」で宜しく♪
以上です^^